InDesignの段落スタイル・文字スタイル・スウォッチをCCライブラリに追加したくない
「InDesign JavaScript教室」始まりました。事前にテキストを渡してあったこともあり、思ったよりスムーズに進みました。勉強会をやってみると思わぬところでつまずく人がいて、逆に私の方が勉強させられています。自分の中では当たり前だったものが他の人にとっては当たり前でないんですよね。そんな当然のことを改めて感じさせられて、そういうところもテキストに追加していかなくちゃと思います。
1つ迷っているところがあって、「有料の講座なのでそれを中継なんぞされてしまうと今後の収入が見込めなくなるのではと思っていたのですが、開催希望が非常に少ない。ということはこのまま内容を秘匿しておくとそれこそ収入がないのではないか。逆にある程度オープンにした方が希望者が増えるのではなかろうか」ということです。この辺は自分にとって未知の領域なので、そういうところも勉強しなきゃなあと思っている次第です。
さて、行き帰りは北陸新幹線を使っているわけですが、これが実に快適です。トンネルが多くて耳が痛いことを除くと、電源はあるしテーブルはあるし揺れないし誰にも邪魔されないしということでもくもくとパソコンで仕事をするにはもってこいです。今回はInDesign DOMの元データを直してました。本当はCC2018に手を付けたいのですが、間違いがあったり、よくわからない項目だったものが分かるようになったりして既存部分の修正がまだかなりあるんです。自分で間違いを発見してもメモしてなくて「あれのどこかが違ってるんだ」と探しながらの作業でなかなか進みません。
そんな中、今までよくわからなかった項目がやっと腑に落ちたのでここに書いておきます。(やっとタイトルの内容に来た~)
それは「段落スタイル」「文字スタイル」「スウォッチ」で新しいスタイルなどを作成しようとすると必ずチェックがついている「CCライブラリに追加」の項目です。
必ず外すようにしてるんですが、たまに忘れて登録してしまう。すぐにCCライブラリパネルから外すんですが非常に鬱陶しいわけです。これをデフォルトで外す方法は今まで「ない」と思ってました。
ところが新幹線の中で見つけたんですよ。そしていろいろやっていたら、アプリケーションデフォルトと連動したので腑に落ちたというわけです。
これはUIでやるよりスクリプトでやる方が簡単なので先にそちらを紹介しておきます。次の3行のスクリプトを実行するだけです。
app.generalPreferences.autoAddCharStyleToCCLibraries = false; app.generalPreferences.autoAddParaStyleToCCLibraries = false; app.generalPreferences.autoAddSwatchToCCLibraries = false;
簡単でしょ?
でも、これをUIでやろうとすると面倒。次の手順でやってください。
- InDesignを起動します。ドキュメントを開いてはいけません。もし開いているならドキュメントを全て閉じてください。
- 新しく段落スタイルを作成します。内容は何でもよいです。ただし、「CCライブラリに追加」のチェックを外してください。
- 作成した段落スタイルは不要ですので削除してください。(これでデフォルトでの段落スタイルのチェックは外れました)
- 文字スタイルも同様に、新しく作成しますが「CCライブラリに追加」のチェックを外します。
- 作成した文字スタイルを削除します。
- 新規カラースウォッチも新たに作成して削除します。
以上のように、いったん作成しておいてから削除するという、そんな技を使わないと変更できないのでした。こんなもん誰が分かるか!