InDesign 18.0でのオブジェクトモデル変更点

2022年10月21日

InDesign 18.0でのオブジェクトモデルを調査しました。17.0からの変更点はわずかしかありませんでしたので、DOMのサイトを更新する前にここに書いておきます(サイトの更新はそのうち)。

環境設定

TextPreference.honourTextIndentsWithTextWrapプロパティの追加

環境設定の[組版]に追加されたここのところですね。値bool値です。詳しくは別途記事を起します。

ClipboardPreference.showPasteOptionsプロパティの追加

環境設定の[クリップボードの処理]に追加された「ペーストオプションを表示」です。値bool値です。

オブジェクト書き出しオプション

オブジェクト書き出しオプション」の「Altテキスト」のところに2つの値が追加されています。

XMP : Altテキスト(アクセシビリティ)から → SourceType.SOURCE_XMP_ALT_TEXT

XMP : 詳細な説明(アクセシビリティ)から → SourceType.SOURCE_XMP_EXTENDED_DESCRIPTION

この機能XMPには不案内なので、内容はわかりません。

クラウドドキュメント関係

クラウドドキュメント(ベータ)についてはこちらで言及していますが、日本語版ではまだ提供されていません。ですからまだ使えないので詳細は省きます。

Application.openCloudDocument()メソッド

Application.deleteCloudDocument()メソッド

Document.isCloudDocumentプロパティ

Document.cloudPathプロパティ

Document.saveAsCloud()メソッド

Document.saveACopyCloud()メソッド

 

以上が新しく追加されたもので、削除されたものはありません。

このバージョンで対応画像形式が増えていますが、オブジェクトモデルの方には影響はありません。全Imageオブジェクトに含まれるのかな?そのうち調べておきます。

ということで、オブジェクトモデルから差分を調べると、Adobeの新機能ページには書いてない新機能・強化機能が見つかるわけですね。(過去に何度も経験してるので、もうお約束ですね)。


12月6日 追記

ひとつ抜けていました。

UXPスクリプト

ScriptLanguage.UXPSCRIPT

UXPスクリプトを指定します。