AdobeのDTPアプリケーション2023をインストールしました
直前の記事で、MAXバージョンの発表を1日早く予想してしまい、失礼しました。まあ、予想より先に発表されると混乱するので、逆に早く予想しておいて、皆さんが心構えできてよかったのかなと慰めてます。
時間はおおむね予想通りで、私のところは21:56ごろに来ました。ただ、人によって来るタイミングが違ったようで、私から1時間以上遅い時間だった人もいるようです。
昨日は情報収集が中心で、それをTwitterで発信していましたが、今日になってPhotoshop、Illustrator、InDesign、そしてUXP Developer Toolをインストールしました。
新機能や、私のすること(open_the_inddの更新、InDesign DOMページの更新)はおいおい進めていくとして、今回はインストールまわりのことを書いていきます。
まず悲しいお知らせ。Dreamweaverにアップデートはありません。今年6月のアップデート(バージョン21.3)が引き続き最終バージョンのままです。多分このままディスコンでしょうね。M1 Macに対応することなく終わりそうです。
ドリームウィーバーアアアアア😭 pic.twitter.com/ogzkCnYyEa
— お~まち@InDesign JavaScript教室実施中 (@CS5_omachi) October 18, 2022
Photoshop 24.0
新機能
https://helpx.adobe.com/jp/photoshop/using/whats-new/2023.html
注意が必要なのは、このページでは「Photoshop」「Photoshop (Beta)」の2つのアプリケーションについて書かれているところです。「Photoshop (Beta)」の記述を「Photoshop」のものだと勘違いしないでくださいね。
修正された問題
https://helpx.adobe.com/jp/photoshop/kb/fixed-issues.html
必要システム構成
https://helpx.adobe.com/jp/photoshop/system-requirements.html
Macの場合、「macOS Big Sur(バージョン 11.0)以降」となっていますが、推奨は「11.7以降」です。11.6以前の場合は次のように怒られてしまいます。ただ、怒られるだけでインストールは続行できます。ちょっと気持ち悪いですね。
#Photoshop の #AdobeMAX アップデートは全体的に機能強化って感じ。11.6のBig Surだったんだけど怒られた。。。 pic.twitter.com/QPiZKFUy1Z
— Sakura🌸ASANO (@chaca21911) October 18, 2022
なお、Photoshop 23.5.2アップデートが出ていますが、これに関する情報はまだ出ていません。おそらくセキュリティアップデートだと思います。その場合、同じ修正がPhotoshop 24.0にも行われているものと思います。ですからバージョン24.0で様子を見て、何もアナウンスがなければ23.5.2アップデートを適用すればよいと思います。これは前回、両方アップデートして取り返しがつかなくなった人がいたことからの教訓です(この記事とこの記事)。
Illustrator 27.0
新機能
https://helpx.adobe.com/jp/illustrator/using/whats-new/2023.html
修正された問題
https://helpx.adobe.com/jp/illustrator/kb/fixed-issues.html
あー、このあぶないやつが修正されてる pic.twitter.com/LY9rdK3fLj
— お~まち@InDesign JavaScript教室実施中 (@CS5_omachi) October 18, 2022
必要システム構成
https://helpx.adobe.com/jp/illustrator/system-requirements.html
Macの場合、IllustratorとInDesignは、macOS 10.15(Catalina)に対応しています(Photoshopは対応していない)。足並みが揃っていないので注意してください。
また、セキュリティ情報が出ており、Illustrator 27.0ではセキュリティの修正も含まれています。
Adobe MAX でお祭りをやってる中、Illustratorのセキュリティ情報が出ましたhttps://t.co/uOmHUheAUs
— お~まち@InDesign JavaScript教室実施中 (@CS5_omachi) October 18, 2022
それによると、26.4以前、25.4.7以前に存在する脆弱性を、27.0、26.5.1で直しました、って書いてあるのだけど、
バージョン26.5、25.4.8については言及されてない。これってどういうこと?
バージョン26については26.5.1までアップデートすればセキュリティの問題は解消するのですが、問題はバージョン25です。おそらく25.4.8では今回のセキュリティの問題は修正されていないと思われます。バージョン25はサポートが終了したので、セキュリティの問題が残ったままということです。ただ、この件はこのままでいいんじゃないかと思っています。というのもこの開発チームにはセキュリティを修正しようとして不具合を引き起こすという過去があるからですね。他にも色々あって(マイナーアップデートでそれ以前のバージョンと互換性が取れない機能(箇条書き)を入れたり、プレリリースなので言及できないこともあり)、「お前ら、それ以上さわるんじゃない」という心境です。
Windowsのみの話ですが、Illustratorインストール時のレジストリの記述が相変わらず間違っています。正しいのはこれ。
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{59E8BC58-1A2F-4FF5-97F7-FD8BB699F842}\LocalServer32] @="C:\\Program Files\\Adobe\\Adobe Illustrator 2023\\Support Files\\Contents\\Windows\\Illustrator.exe /Automation" [HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{62F8C8C2-9310-4F64-89EC-0BDEFF9A9A85}\LocalServer32] @="C:\\Program Files\\Adobe\\Adobe Illustrator 2023\\Support Files\\Contents\\Windows\\Illustrator.exe /Automation" [HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{8DEA9D47-91BF-4525-BAE7-539B3D6AECB2}\LocalServer32] @="C:\\Program Files\\Adobe\\Adobe Illustrator 2023\\Support Files\\Contents\\Windows\\Illustrator.exe /Automation" [HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{A0E386B6-5A5D-4316-98A0-E080C107D1A2}\LocalServer32] @="C:\\Program Files\\Adobe\\Adobe Illustrator 2023\\Support Files\\Contents\\Windows\\Illustrator.exe /Automation" [HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{A827CB7A-8639-4D95-95EF-621F1D6F3812}\LocalServer32] @="C:\\Program Files\\Adobe\\Adobe Illustrator 2023\\Support Files\\Contents\\Windows\\Illustrator.exe /Automation" [HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{CCEED83C-914E-4328-850D-A158F98097A5}\LocalServer32] @="C:\\Program Files\\Adobe\\Adobe Illustrator 2023\\Support Files\\Contents\\Windows\\Illustrator.exe /Automation" [HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{D5314B19-B6E3-4D84-8680-0326350ABB10}\LocalServer32] @="C:\\Program Files\\Adobe\\Adobe Illustrator 2023\\Support Files\\Contents\\Windows\\Illustrator.exe /Automation" [HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{DF09AA51-046F-4C47-A312-3554A4309115}\LocalServer32] @="C:\\Program Files\\Adobe\\Adobe Illustrator 2023\\Support Files\\Contents\\Windows\\Illustrator.exe /Automation" [HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{F94F9D63-4A20-498C-8C9E-9FC19A3E7C8D}\LocalServer32] @="C:\\Program Files\\Adobe\\Adobe Illustrator 2023\\Support Files\\Contents\\Windows\\Illustrator.exe /Automation"
InDesign 18.0
新機能
https://helpx.adobe.com/jp/indesign/using/whats-new/2023.html
ここにあるもののうち「スタイルの自動設定」は日本語版では提供されないので注意してください(そのうちページから削除されるかも)。
また、ここにも「修正された問題」にも記述がないのですが、テキストの回り込みの挙動が変更されています。
これは長くなるので別途記事を起す予定です。既存のドキュメントへの影響はないので、そこは心配しなくてもよいです。
修正された問題
https://helpx.adobe.com/jp/indesign/kb/fixed-issues.html
必要システム構成
https://helpx.adobe.com/jp/indesign/system-requirements.html
MacではIllustratorと同じく、macOS 10.15(Catalina)に対応しています(Photoshopは対応していない)。足並みが揃っていないので注意してください。
なお、InDesignに限り、インストール時に「以前のバージョンを削除」のチェックがデフォルトで外れるようになったようです。
今、PS、AI、IDの2023をインストールしました。InDesignだけ「以前のバージョンを削除」のチェックがデフォルトで外れていたんだけど、私のところだけですかね?
— お~まち@InDesign JavaScript教室実施中 (@CS5_omachi) October 19, 2022
(ホントだー。InDesignだけデフォでオフになってる~ pic.twitter.com/v6PTMfvVuH
— かたやなぎ (@kata1963) October 19, 2022
昨年は気を付けていても旧バージョンが削除されて困っている声が続出してましたので、確実にチェックが外れているのであればいいことですね。
話変わって、UserVoiceにInDesignの段落の囲み罫と段落背景色の仕様変更の要望が出されました。フレームグリッドを使用していると、設定基準が文字ではなくグリッドになってしまうという問題ですね。中嶋さん慣れない英語でお疲れさまでした。
投稿のきっかけはこちらになります。
具体的な挙動や問題点、避ける方法についてはこちらに記事があります。
https://blue-screeeeeeen.net/indesign/20200312.html
この仕様変更要望に賛成される方は是非投票をお願いします。