InDesign 18.0でのオブジェクトモデル変更点
InDesign 18.0でのオブジェクトモデルを調査しました。17.0からの変更点はわずかしかありませんでしたので、DOMのサイトを更新する前にここに書いておきます(サイトの更新はそのうち)。
環境設定
TextPreference.honourTextIndentsWithTextWrapプロパティの追加
環境設定の[組版]に追加されたここのところですね。値はbool値です。詳しくは別途記事を起します。
ClipboardPreference.showPasteOptionsプロパティの追加
環境設定の[クリップボードの処理]に追加された「ペーストオプションを表示」です。値はbool値です。
オブジェクト書き出しオプション
「オブジェクト書き出しオプション」の「Altテキスト」のところに2つの値が追加されています。
XMP : Altテキスト(アクセシビリティ)から → SourceType.SOURCE_XMP_ALT_TEXT
XMP : 詳細な説明(アクセシビリティ)から → SourceType.SOURCE_XMP_EXTENDED_DESCRIPTION
この機能やXMPには不案内なので、内容はわかりません。
クラウドドキュメント関係
クラウドドキュメント(ベータ)についてはこちらで言及していますが、日本語版ではまだ提供されていません。ですからまだ使えないので詳細は省きます。
Application.openCloudDocument()メソッド
Application.deleteCloudDocument()メソッド
Document.isCloudDocumentプロパティ
Document.cloudPathプロパティ
Document.saveAsCloud()メソッド
Document.saveACopyCloud()メソッド
以上が新しく追加されたもので、削除されたものはありません。
このバージョンで対応画像形式が増えていますが、オブジェクトモデルの方には影響はありません。全てImageオブジェクトに含まれるのかな?そのうち調べておきます。
ということで、オブジェクトモデルから差分を調べると、Adobeの新機能ページには書いてない新機能・強化機能が見つかるわけですね。(過去に何度も経験してるので、もうお約束ですね)。
12月6日 追記
ひとつ抜けていました。
UXPスクリプト
ScriptLanguage.UXPSCRIPT
UXPスクリプトを指定します。