文書・データの重要度の判断基準について私的見解

システム管理をやってると、サーバー内に一見不要と思われるファイルが結構あります。でも勝手に消すわけにもいかないので、そのまま置いておくとやがてとんでもないことに......

何とか要・不要の区別をつけて整理したい、ということで「データ 重要度」を検索したものの、重要なデータの扱いについて「極秘」「社外秘」「部外秘」「社内限」をつけて管理するというアホな結果ばかり。誰も見識を持ってないのか、ならば作る! ということで作ってみました。

文書・データの重要度(リスク評価)
レベル 内容(「消失・漏洩・改竄により」に続けて読む)
7 会社の倒産の恐れのあるもの
6 法令違反・社会的信用失墜の恐れのあるもの
会社の利益を大きく損なうもの
(特許、未発表製品や技術、自社独自のノウハウなど)
5 特定の顧客と取引中止または損害賠償の恐れのあるもの
復旧まで企業活動を止める恐れのあるもの
(再購入や再構築などが必要なもの)
4 特定の顧客との取引が停止、または損金発生の恐れのあるもの
企業活動を止めないまでも、再作成に1日以上かかるもの
3 苦情・クレームまたは社内規程違反になるもの
2 再作成が必要なもので、比較的容易(1日未満)にできるもの
原本が別にあり、再コピーすればよいもの
1 失われても業務に支障はないが、トラブル時の原因追求などのため、
あった方がよいもの(校正の途中データなど)
0 失われても業務に支障はないが、できれば取っておきたいもの
(社内イベントの写真など、思い出の類)
上記以外はゴミデータ。即消去

人によって判断基準が異なると思います(特にレベ0)。私は思い出なんて役に立たない(経験は役に立つ)と思っているので本当は不要データにしたいのだけれど、「消さないで」という人がいるのでこの位置になりました。

それぞれのレベルに応じて保管期限を決めて削除していけば、きっとサーバー内がきれいになるはず。

問題OSの標準機能でファイルに重要度ラベルを付けられないので、何かソフトが必要なこと。今のところこれだというソフトが見つからないので実現は遠いのです。