InDesign 17.3、Illustrator 25.4.6、Photoshop 23.4の更新情報
InDesign 17.3
前のエントリでちょっと触れましたが、InDesign 17.3アップデートが出ています。アップデートの内容は、次のところにあります。
修正済みの問題はいくつかあるんですが、日本語に関するものとして、Macの場合、PDF書き出しした際のページ情報が今までOsakaだったものを小塚ゴシックに変更したということです。ですから今まで日本語のファイル名だった場合に文字化けしていたのが文字化けしなくなったと。
必要システム構成ですが、以前と変わっています。実は「macOS バージョン 12.0(Monterey)」が追加になっています。ようやく、ですね。でも半年後にはmacOSのバージョンが上がって、それには対応できないのは目に見えてるんですが。
セキュリティについてはリンク先を見ていただくとして、ポイントは同じ修正が17.3と16.4.2で加えられているということですね。ですからこの修正で問題が発生した場合に、17.3と16.4.2の両バージョンでトラブル可能性があるということです。今のところそういった話はありません。
私の方は作業中のものがあるので、まだアップデートできていません。今のところアップデートしてのトラブルは聞いていませんので多分問題ないんじゃないかと思います。
なお、open_the_inddを使っている方は、アップデートしたら拡張子の関連付けを再度設定する必要があると思います。
Illustrator 25.4.6
最新はIllustrator 26.3.1なので、これは1つ前の2021の話です。1つ前のバージョンの更新というと、新機能や不具合修正はなくて、セキュリティの問題だけの修正になります。
リンク先にある通り、25.4.6と26.3.1に同じ修正を加えています。ただこの修正でトラブルが発生しています。それは「macOS 10.14でIllustrator 25.4.6を使用すると、DXF書き出しができない」という問題です。そこにAdobeスタッフからの回答がありますが、どういうことかというと、
Illustratorで使用している「DXF形式の読み込みを行うライブラリ(バージョン2022)」にセキュリティ上の問題があったため、それを修正した「DXF形式の読み込みを行うライブラリ(バージョン2023)」に置き換えました。
しかし、(バージョン2023)はmacOS 10.15以降でしかサポートされていません。
え? どういうこと? セキュリティの問題を解決するために、動作しないバージョンを導入したってこと? さらに解決策として、
1. macOSを10.15以降にアップデートする
2. バージョンを25.4.5に戻す
の2つの案を提示しています。
解決策は仕方ないとして、そもそもIllustrator 25(2021)の動作環境(macOS 10.14、10.15、11)を満たしていないライブラリを導入するって、根本的なところであり得ないんですが。以下自粛。
Photoshop 23.4
昨日一昨日からPhotoshop 23.4のアップデートが来た人がいるかもしれませんが、このアップデートは取り下げられました。致命的なバグがあったためです。もしアップデートしてしまっていたらすぐに23.3.2に戻してください。
現象としては「編集中に異常な色の矩形が表示され、見た目だけでなくそのままデータに反映されてしまう」というもののようです。
23.4では新機能もあるようですが、使えるようになるのはまだ先です。
6月17日 8:00 追記
この致命的なバグを修正したバージョン23.4.1が出ました。
言いたいことは色々あるけど、ブログとして後々まで残すことでもないので書きません。ほぼ飲み屋で話す内容ですな。