InDesign 18.1が出ましたね

InDesign 18.1アップデートCCデスクトップアプリに表示されました。新機能はありません。修正のみです。

InDesign で修正済みの問題

ただ、修正内容を見ると、これは機能追加ではないかというものが散見されます。次のものですね。

  • 無制限のファイルとフォルダーのサポート、UXP スクリプティングで利用可能なモジュールのサポート。
  • UXP で利用可能な XMLRule のサポート。
  • リフロー型 EPUB へのエクスポート時に、デフォルトの EPUB バージョンが 3.0 に変更されました。

今回の修正内容は、私の環境ではあまり関係するものがなさそうなのでアップデートはしばらく待とうと思います。

open_the_inddを使用している人は、いつものようにアップデート後に再設定する必要があると思いますのでお忘れなく。


さて、InDesignのバージョンですが、バージョン番号の付け方には決まりがあります。「Creative Cloud サポートポリシー」のページによると、3つの数字でバージョンを表し、左から順に次のようになります。

  • メジャーバージョン(新機能の追加など。サポート対象を決めるのはこれ)
  • マイナーバージョン(機能のアップデート)
  • パッチバージョン(バグ修正、セキュリティアップデート)

で、今回18.018.1になったということで機能のアップデートがあるのかというと「InDesign の新機能」のページには何もありません。昨年もマイナーバージョンでの機能アップデートはありませんでした。過去を遡ってみると2020にありました。この年15.0.2(パッチバージョン)、15.1(マイナーバージョン)、15.1.2(パッチバージョン)で新機能がありますね。どうもマイナーバージョンと「機能アップデート」は必ずしも一致しない、ということです。

機能アップデートがないんな18.0.1でいいんじゃないの」と思われるかも知れませんが、パッチバージョンでも新機能が追加されている以上、あまりバージョン番号にこだわる必要はない気がします。それに、そんなことを要望しても通る見込みもありませんからね。

ただ、ここ数日IllustratorもPhotoshopもマイナーバージョンが1のアップデートが来ているので、「この時期にこのバージョン番号で」という指令が出ているのかもしれないですね、全くの想像ですが。