そういえばInDesignのプレリリースは別環境が不要になったのでした
InDesign 20周年記念オンラインイベントが終わりました。長かったですね。私は途中で食事をしたり別の用事をしたりで、すべてをライブで見ることはできませんでした。しかし、嬉しいことに全セッションのアーカイブが用意されているので、後からじっくり見ようと思います。
また、開催までのツイートのまとめと当日のツイートのまとめもありますので、こちらも是非見ていただいて、主催者・出演者だけでなく参加者もともに作り上げたイベントなんだということを感じてほしいと思います。
さて、今回のセッションの中でプレリリースプログラムが紹介されていましたが、そういえば、プレリリース版の提供方法が変わったというのを書いてませんでしたね。ということで説明します。
以前、このブログのどこかで「プレリリースプログラムは別環境が必要」と書いた気がするのですが見つかりません。実際、私がプレリリースプログラムに参加した当時は、プレリリース版と製品版は同居できないため、プレリリースプログラムに参加したい場合は、プレリリース版を動かすためのマシンが必要でした。ですから私は、中古のPCを購入して、そこにプレリリース版をインストールしてテストしました。しかもプレリリース版InDesignを使うためにはAdobe IDが必要です。ひとつのAdobe IDで2台までしか認証できないですから、仕事用Windows、テスト用Mac、テスト用Windows(これがプレリリース版)という3台を使うことになった私は、使うPCを変えるごとに認証解除して、再度認証して、ということをしていました。
それが、昨年9月にプレリリース版の提供方法が変わりました。それまでは専用サイトからダウンロードしていたんですが、CCデスクトップアプリケーションからインストールする方法になったんです。プレリリースに参加しているAdobe IDでサインインすると、ベータ版アプリケーションの下に「プレリリース」の項目が増えます。
しかも、インストール先のフォルダ名が製品版と異なるため、製品版と同居できるようになったんです。
ということで、「プレリリースに参加するためには別環境が必要」という制約がなくなったわけです。ただし、製品版で作ったデータとプレリリース版で作ったデータを明確に区別することが重要になります。
製品バグに困っている方、入れてほしい機能がある方、新しい情報が欲しい方は是非プレリリースプログラムに参加してください。参加方法はInDesign 20周年記念オンラインイベントのアーカイブからセッション「InDesignプレリリースプログラムと欧文組版の話」を見てください。