オブジェクトモデル図更新しました:CS6はもうインストールできない?

2023年01月17日

InDesignオブジェクトモデル図を更新しました。実は一部の列挙名が表示されない状態になってました。表示上の問題だけで実際に使う分には問題なかったと思います。


さて、CS6バージョンが終了した/終了しつつあるという話が出ています。

発端は次の文書。

Creative Suite 6および Creative Cloud サブスクリプションの最初のバージョン(10年以上前のソフトウェア)をご利用のお客様へ:ログインサポート終了のお知らせ」について

法人エンタープライズ版に記載されているところがみそで、法人エンタープライズ版というのは通常一番最後まで維持されている版ですから、個人版、グループ版も合わせて終了(いや既に終了しているのか)かというところで話題になっています。

1月末Adobe CS6が使えなくなります

10年以上前の古Adobe製品は利用不可 ~2023年1月31日でログイン不能に

また、オフラインによる認証が打ち切られたという話もあります。

インストール時、シリアル番号の有効性の確認が出続ける - Adobe Support Community

いずれにせよ、きちんとしたアナウンスが何もないため、Adobe Support Communityを注視している人たちを中心に混乱と困惑が生じている状態です。元の文書の「Creative Cloud サブスクリプションの最初のバージョン」というのも何を指すのかよく分からないですからね。

今も古いバージョンを使っているところがあると思いますが、もう新規にインストールすることはできないと考えて、バックアップを整えたり、新しいバージョンへの移行をしなければならないと思います。もう検討中という状況では済まされないのではないでしょうか。


CS6がもうインストールできない状態であれば、次回以降のオブジェクトモデル図からCS6以前を切りたいを思っているので(アーカイブは残します)、不都合がありましたらご連絡ください。


2月1日 追記

Creative Suite 6および Creative Cloud サブスクリプションの最初のバージョン(10年以上前のソフトウェア)をご利用のお客様へ:ログインサポート終了のお知らせ」についての文書が更新され、ログインサポート終了期限が延期されました。延期期間は書かれていませんが、数年単位で延期されるとは考えにくいところです。別記事を起そうかと思っていますが、今Illustratorは数か月ごとに新機能を入れてきますので、安定したバージョンというものが存在しません。そのため在版修正というのが非常に厳しい状況となっています。そのためまだ使われる方は、今の環境を確実に維持する体制を作っておいてください。

今回の混乱はひとえAdobeの情報発信のまずさから来ていると思います。ユーザー個別にメールするべきですし、それができなくてもプレスリリースは出すべきです。どうも特定の部署だけで進めていてサポートの方にも正しく伝えていなかったんじゃないかという気がします。まあ、昔からそういうところですが、「誰も気づかないうちにひっそりと終わらせちまえ」と思われてしまうところが嫌われる大きな要因ですね。