InDesign 18.5にしてみたら何やら予告らしきものが
InDesign 18.5にアップデートしてみたので、18.3との差分を調査しました。これはWindowsのエクスプローラで、追加されたファイル・削除されたファイルを抽出したものです。ファイルが追加されたからといって、機能が追加されているわけではないということに注意してください。日本語版では有効になっていない機能だったり、次のバージョンのために準備されているものの可能性があるということですね。
プラグインパネルが追加
メニューに「プラグイン」が追加され、また、プラグインパネルが追加されました。
「プラグインを見つける」「プラグインを参照」をクリックするとCCデスクトップアプリケーションが開き[Stockとマーケットプレイス]の「プラグイン」の画面に切り替わります。このプラグインパネルにはインストールされたUXPプラグインが表示されます。次の図は自作のUXPプラグインをインストールした状態。UXPプラグインを作成するのはCEPに比べてはるかに簡単になりました。チュートリアルが親切ですね。実際の画面と異なるところがあるのでそこは注意ですが。
CloudDocsAutoSaveフォルダが追加
Windowsの場合、次のフォルダが追加されています。
C:\Program Files\Adobe\Adobe InDesign 2023\Resources\CEP\extensions\com.adobe.butler.OnBoarding\offline\CloudDocsAutoSave
CloudDocsといえばベータ版でテスト中のクラウドドキュメントですね。クラウドドキュメントの特徴に自動保存がありますが、それに関するファイルが追加されています。どうやら通常版にも来るみたいですね。
com.adobe.indesign.smartstylepackspanelフォルダが追加
Windowsの場合、次のフォルダが追加されています。
C:\Program Files\Adobe\Adobe InDesign 2023\Resources\UXP\com.adobe.indesign.smartstylepackspanel
これはスタイルパック(スタイルの自動設定)のことです。18.0から英語版のテクノロジープレビューとして存在しましたが、18.3までは日本語版では関連するファイルが存在していませんでした。それが18.5では、機能はないけれどファイルが存在するということになります。18.4はインストールしていないのでわかりません。次のバージョンで使えるようになるのかもしれません。
ホーム画面に変更あり
ホーム画面に使用される画像ファイルに変更があります。ただ、普段ホーム画面を全く見ていないのでどこが変わったのか分かりません。
ドキュメントをレビュー用に共有?
18.5の新機能として「ドキュメントをレビュー用に共有」があるのですが、これに関連するファイルの変更は見つけられませんでした。
なんとなく18.xの最終バージョンの香りがしますね。