Adobeの7月のセキュリティ情報が出ました&Illustrator 29.5以降フォントが変わる件など
7月のセキュリティ情報が出ました。Dimensionのセキュリティ情報も出てますね。まだ生きていたんですね。
InDesignは20.4と19.5.4に同じセキュリティ修正が入っています。ただ、19.5.4の方は20.3と同じ修正も入っているんだな。全ての問題が「UI:R」になっているので「ユーザー操作が必要」な問題です。なのであやしいプラグインを入れたりしない限り被害に遭うことはありません。
https://x.com/ten_A_cclab/status/1932644711854149645
InDesignのセキュリティー情報が出ていますが、
— Ten A (@ten_A_cclab) June 11, 2025
情報として注目しておきたい点はUI(ユーザー操作)で「R」はユーザーの操作が必須という意味です。あやしいアプリやプラグイン等を操作しない限り有効にはなりません。
情報が出たらページを確認しUIがどうなっているか確認してください。 pic.twitter.com/N7k36Mt2Xa
ですから、アップデートしなくても変なことをしない限り問題はないのですが、今のところアップデートによる大きな問題は発生していないので、アップデートしておいた方がよいでしょう(私はすでにアップデートしています)。
Illustratorの方は29.6と28.7.8に同じ修正が入っています。こちらも全ての問題が「UI:R」になっているのであやしいプラグインを入れたりしない限り被害に遭うことはありません。アップデートしてもしなくても問題ないです。28.7.xの人はアップデートしておいてよいと思います。理由があって28.4.1の人はそのままアップデートしなくても問題ないです。
問題は、Illustrator 2025(29.x)の場合ですね。その方はこのアップデートは気にしなくてよいです。残念ながらIllustrator 2025はいまだにすべてのバージョンがわりと大きなバグに遭遇する危険をはらんでいます。特にテキスト回りですね。
29.5の新機能で「書式/フォントのナビゲーションとフォントコンテキストメニューがよりスムーズかつ高速になりました。」というのがあるんですが、これの影響で(だと私が勝手に思っている)、「編集したドキュメントを保存して閉じ、その後開いたらフォントがランダムに置き換わる」という問題が発生しています。リンク先にピン留めした返信があるんですが、そこで「開発チームで現在調査中」と書かれています。これはUserVoiceにもありますので、どちらかを(私は両方)定期的に確認して進捗状態を確認しておかなければなりません。
現状の対策としては、29.4以前のバージョンに落とすことなんですが、29.4で発生したバグを29.6で修正しているというのもあって、29.3.1か29.2.1がまだましなのか、という状況です。
しかし、テキストに関しては明後日、次のイベントがあります。
基礎から実践、最新情報まで全網羅!目指せ、Illustrator文字組みマスター
これは今年2月のAdobe MAX Japan 2025で設計が実演され、実装が夏ごろと予告されていた、新しいテキストエンジンに合わせた文字組の話だと思います。どんな形で実装されるのかまだ分かりませんが、場合によっては影響があるものとしてみておいた方がいいでしょう。
ということで、Illustrator 2025はまだ仕事で使える段階には至っていません。おそらくこのまま最終バージョンが出るまで使えない気がします。不幸にもIllustrator 2025で仕事をしてしまった場合は以前のバージョンに戻せませんので(テキストエンジンががが)辛抱して使うしかないです。
もうひとつ懸念材料があります。InDesign、Illustratorとも、Windows 11 24H2に対応していないことです(Photoshopは対応しています)。
どちらも23H2までの記述しかなく、24H2の記述がありません。
Windows 11 22H2は2024年10月1日に一般提供され、5月には全ユーザーに自動配信されたわけですが、6月になってやっとそれに対応する変更(InDesign 20.4の新機能であるWindows IPPクラスドライバーのアップデート)が出たというお寒い状況です。正式対応はもうすぐなのかも知れませんが、記述が出るまで落ち着きません。
特に私の場合なんですが、現環境がWindows 10 22H2で今年10月のアップデートを最後にサポートが終了するんです。今新しいPCを買うと当然Windows 11 24H2になるんですが、これで動かせるInDesign、Illustratorがないという状況になってしまいます。実際には多くの人がサポートされていない状態で使用しているので、それほどの心配はないのですが、仕事に直結する話なのでね。
本当に頼みますよ、Adobeさん。