Illustratorのフォントブラウザは神機能
私は新機能についてはほとんど言及しません。なぜなら公式だったり、本当に好きな人があちこちで言及するので、私が語る余地はないんですよ。同じことを言っても仕方がない。
ですが、今回のIllustrator 2026については、2つ褒めたい機能があります。まだバグが怖くて仕事では使用できないのですが。
そのうち一つは文字組設定です。これは次のところで詳しく書かれているので私の方では解説しません。
Adobe Illustratorで美しい「ツメ組み」をワンクリックで実現するアキ量設定と「文字組みの手引き」を先行公開
実はこのアキ量設定、Illustrator 2024(28.7.10)でも使えます。28.7.10を使って上記の手順で読み込み、設定を適用することができます。アキ量設定はドキュメント内に埋め込まれるので、このドキュメントを2025(29.8.3)および2026(30.0)で開いても文字位置は維持されていました(ずれていません)。ただ、1行だけのテキストで確認したので、保証はできませんが。また、記載した以外のバージョンでは確認していません。古いバージョンを使っている方でも試してみられてはいかがでしょう(ただし自己責任で)。
もう一つの方はフォントブラウザです。
フォントブラウザにはいろいろな機能があるのですが、一番うれしいのはフォントを言語で絞り込む機能です。これを使って言語を「日本語」にすると日本語フォントだけ表示されるので、非常に便利です。私にとっては2026の新機能の中で一番うれしい機能です。願わくばIllustratorを終了してもフィルターの状態が保存されていたらありがたいんですけどね。
ちなみに、Affinityでは、Mac版のみですが、以前から日本語フォントのみリストアップする機能があります。
Adobeにも欲しい? Mac版Affinity Suiteはフォントリストを日本語で絞り込める
2019年10月の記事ですから、これを書いて6年経ってますね。私としては長かった。けどよい!
また、ライブラリ機能も付きました。
これにより、複数のフォントをまとめておくことができます。例えば特定の案件のフォントを登録しておき、そのライブラリをクリックすると、登録されているフォントだけが表示される仕組みです。
今までのフォント選択のわずらわしさから考えると画期的な機能ですね。
これのさらに良いところは、CCライブラリに保存するという点です。ということは、共同編集において、使用者が(意図しない限り)同じフォントを使用することができるということになります(うっかりミスを防ぐ)。たとえば「比較的広範囲のお店や観光地を紹介する冊子を作る」といった場合、地図を手分けして作成する可能性があります。そのときにライブラリを共有しておけば、1人だけ「A-OTF UD新ゴ」ではなく「A P-OTF UD新ゴ」を使っていた、なんてミスは防ぐことができます。
この機能、InDesignでも欲しいんですよね。レイアウトはInDesignで、地図部分はIllustratorなんてことしょっちゅうあります。InDesignのCCライブラリからも見えるので(図はInDesign 2025の画面)悔しさ倍増です。そんなに遠くないうちに実装されるんじゃないかな、とは思っているんですがね。


