InDesign CS4ではSVG書き出しがサポートされなくなった
標題の件はあとにして、まずは昨日の続き。
昨日は笑ってたけれど、よく考えると、初めてこのダイアログを見た人はどうするかということを考えると、あながち笑っても済まされない。
問題点は「標準で使用しているブラウザが壊れている場合、InDesign CS4は間違った対処法を示してしまう」ということ。
今度はこんなテストをしてみました（性格悪っ）。Windowsで標準で使用するように設定されているWebブラウザ（Firefox）の実行ファイル名を「firefox--.exe」に変更し、代わりに空のファイルを作成して「firefox.exe」とします。この状態で、InDesign CS4のヘルプを表示させようとすると以下の画面がでます。
つまり、InDesign自体は壊れていないのにInDesignの再インストールを求められるという誤ったメッセージです。
この状態でBridge CS4では、ヘルプを表示させようとしても何も起こりません。メッセージも出ません。SING Glyphlet Manager CS4の場合は次のようなメッセージが出ます。
これも誤ったメッセージです。知らない人は「Adobe ヘルプビューワ」なるアプリケーションがどこかにあるものと信じて探し回るでしょう。人によってはCS3のヘルプビューワを見つけてインストールするかも知れません。
この件は少なくともサポートデータベースに載せるべき内容だと思います。
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ということで標題の件。実は早々とオブジェクトモデル図の作成に掛かってまして、その中で気付いたこと。UIの方でも確認しました。どうもSVGはサポートされなくなったようです。Flashに対応したのでSVGは捨てられたということなんでしょうけど。
わたしは幸いなことにこの機能を全く使っていなかったので実害はないです。でも日本のどこかにSVGを利用したシステムか何かがあったらアップグレードできないですね。アドビさんにはこういったマイナス面も購入前に分かるようにして欲しいです（もしどこかに記載があったらごめんなさい。でも見つけられなかったんだからそれはそれで問題）。
ひょっとして、と思って今Googleで「InDesign CS4 SVG」の検索をしました。一番上に来たのは
http://help.adobe.com/ja_JP/InDesign/6.0/WS9327D15E-A9FF-4698-BDA5-8791A891D061.html
CS3のヘルプと全く同じ内容ですね。これではCS4でもSVG書き出しができると勘違いする人がいそうです。
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苦言続きですみません。でも嫌いじゃないですよ（嫌いだったら使ってないですもん）。もっといいアプリケーションになってほしいからですよ。
最後に新機能を一つ紹介。
ファイルメニューに［スクリーンを共有...］という項目が追加されました。
詳細はせうぞーさんが紹介されているので割愛します。わたしも試してみようとAdobe IDとパスワードを入力。［サインイン］を押そうとして、押せない。グレーアウトが解除されない。なぜだ。AdobeIDの欄にバルーンヘルプ？が表示されて「電子メールアドレスのドメインにピリオドがありません。」
いや、電子メールアドレスではなくてAdobeIDを入力したんだけどな。じゃあ、今度は登録してあるメールアドレスを入力してと。おっ、［サインイン］ボタンが押せるようになった。ではサインイン！
「正しくログインできません。もう一度やり直してください。」
どうすればいいんだーーーーーーーーーーーーーーー！注）
やっぱり苦言続きで嫌われてるのかしら。
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注）AdobeIDとパスワードが間違っていることはありません。だって体験版をダウンロードできたんだから。メールアドレスもWebブラウザからサインインして確認しました。おそらくメールアドレスとAdobeIDが異なっている人がこのような仕打ちを受けるのではないかと。
11月29日追記
Webブラウザから直接www.acrobat.comに接続してみました。いつも使っているOperaからアクセスすると
やっぱりわたしはアドビに嫌われているようです。ちなみに［続行］をクリックしても画面に変化はありません。意味のないボタンは作るなよ。
仕方がないので次によく使うFirefoxでアクセスし、AdobeIDとパスワードを入力して［会議へ参加］をクリック。
どうやらAdobeIDのアップデートが必要らしいです。「さらに詳しく」のリンクをクリックすると次のページに飛ばされます。
Acrobat.com: Updating your Adobe ID
そこには
In order to use Acrobat.com, you must have an Adobe ID in the form of a valid email address. （中略） After you change your Adobe ID to match your email address, you will be able to successfully login to Acrobat.com.
とあって、AdobeIDがメールアドレスと一致しないとAcrobat.comには入れてあげないということでした。