まだCS6は必要ですか
独立して新たにライセンスを購入したわけですが、今のところ最新版(CC20017)しかインストールしていません。で、悩みどころはCS6をインストールしようかどうしようかというもの。まあ、古いバージョンで確認しなければならないこともあるかもしれないし、でも結局使わなければディスクのゴミになるだけだし。
ということで各バージョンのシェアをおさらい。唯一拠り所になるのは吉田印刷所さんのアンケート(2016年12月~2017年1月調査)です。ただこれもWebアンケートなので使用者全体を反映しているかというと疑問符が。傾向としてはWebを閲覧して最新情報を得たいと思っている人の声が反映されて、まったくアップデートをするつもりがない人の声があまり反映されていないのでは、と邪推します。でもこれしかないしな。
ニュースリリースによると
アンケート結果から、メインで使用するバージョンはIllustrator・InDesign・Photoshopの最新版であるCC 2017の割合が非常に高い結果になった。(中略)
他のバージョンでは、CS6をメインとして使用しているユーザーが依然多く、Creative Cloud(以下CC)の使用状況の結果や自由回答の内容から見ても、CCは導入しているが、データを渡す相手の関係でCS6をメインで使用しているユーザーが存在していることが見える。
ん? 数字読み違えてない?
Illustratorの場合
トップはCC2017で29.4%、次にCS6で21.6%、その差は7.8ポイントと思いきや、CS6だけ「パッケージまたはライセンス」と「CC付属」に分かれている! これではCS6の割合が分らんではないか。2つを合計すると(21.6+6.3)で27.9%じゃないか。CC2017との差は僅か1.5ポイントである。最初の方に書いたけれども潜在的にアップデートに関心がない層を含むと逆転してる?
InDesignの場合
数値だけ見るとCC2017とCS6(パッケージまたはライセンス)がともに16.6%で、一瞬2極化が進んでいるように見えるが、またまたCS6が「パッケージまたはライセンス」と「CC付属」に分かれているため、この2つを合計すると(16.6+6.6)で28.6%になる。さらに「使っていない」層が32.4%いるので、使ってる人の中でのCS6の占有率は28.6/(100-32.4)で42.3%になる。潜在的にアップデートに関心がない層を含むと半分を超えてるんじゃない?
ということで2013年6月にCCが発表されて結構経つけれど、やっぱり主流はCS6だよな。じゃあインストールしておこうか。
ところで、アンケートを行った笹川君に「次は『パッケージまたはライセンス』と『CC付属』を分けずに出してね」と言ったら、「アンケートはもう終わりです」って返ってきた。どうする、岩本さん。