CreativeCloud製品の2026アップデートが出たよ(Illustrator)
前の記事でわかるように、対象を絞って書いても現時点では新しい情報が次々入ってくるので、なかなか「正確にお伝えする」ということができません。それでも書かずに溜めておいたらいつまでたっても下書きのままで進まないので書きます。その点は予めご了承ください。多分Illustratorについては、「正確なものをまとまって伝えることができる」のは1か月先になってしまうので、それでは先が長すぎます。
こちらもPhotoshopと同じく、iPad版が隅に追いやられています。
「iPadの機能」をクリックすると製品案内ページに飛びます。ヘルプではありません。iPad版のヘルプはこちらです。ただもう数年アップデートがないので実質終わってるんですが。Web版(Beta)にiPad版の機能は全部入っているので、オンラインであればiPad版を使う必然性はなくなっているのかなと思います(Web版もアップデートはないですが)。
Illustratorは新機能については上記新機能ページのほか、DTP Transitで速報記事が出ていますのでそちらも見てください(随時更新されているようですので、定期的に確認してください)。そこに記載されているものは省きます。
アートボードにバックグラウンドカラー
アートボードの背景色ですが、ぱっと見、裁ち落とし部分はどうなるんだろうと不安がよぎりますね。次のような指摘があります。
アートボードカラーはPDFでドブまで自動的に拡張されて安心なんだけど、ドキュメント上でも拡張してほしいねぇ。オブジェクトが仕上がりサイズで置いてあるのかどうか見分けがつかない。分版プレビューでドブまで伸びるとか、もう一工夫ほしい。
— ものかの (@monokano) October 28, 2025
アートボードのカラーRGB。上が透明でしたが白。見ての通りアートボードカラーを白に設定すると、描画モード/スクリーンなどで白がある状態でのプレビューになります。が、pngの背景透過で書き出すと白なんぞは存在しない。いやーこれはわかりにくいわー。#adobeIllustrator #CC2026新機能 pic.twitter.com/FIP9JqH1Yi
— カワココ (@kawacoco) October 29, 2025
私にとって問題なのは、アートボードカラーの設定がコントロールパネルにも入ったことです。これは、WindowsでFHD(左右1920px)のディスプレイを使っている人が直面する問題です。
従来はアートボードツールに切り替えるとコントロールパネルからアートボードサイズを変更することができました。
しかし、2026ではアートボードカラーの設定が入ったため、アートボードサイズはコントロールパネルから切られてしまいます。
これ、Macだと1920pxでも入るんですって! どんな関係でそうなっているのか知らないですけど、Windowsは入らないんですよ。推奨環境なのに!
仕方がないのでコントロールパネルの右端(マゼンタの円で囲っているところ)から「オブジェクトの種類」のチェックを外します。そうすると入ります。
ただねえ、この方法はとりたくないんですよね。ちょっと確認するのに便利なんですよ。
まあ、アートボードサイズはプロパティパネル(私は使わない)や、アートボードパネルのパネルメニューからアートボードオプションをクリックしてウィンドウを表示する方法(面倒)もあるので、致命的ではないんですが。
Macな人でも、教えてる人や本を書いている人、指導動画を投稿してる人なんかはこれ必ず知っておいてくださいね。「言ったとおりにできない、わからん」と言われますからね。
修正された問題
リリースノートやAdobe Illustrator の既知の問題と修正された問題に記載されたもの以外で次のものがあります。見つけたら追加しますので、定期的に見に来てください。
- バージョン29.6以降、前回PDF形式で保存した場合に、次に保存するときの「保存/別名で保存」ダイアログの初期値がPDF形式になる問題、「保存」時はAI形式になるように変更されました。「別名で保存」は変わりません。
修正されていない問題
リリースノートやAdobe Illustrator の既知の問題と修正された問題に記載されたもの以外で次のものがあります。見つけたら追加しますので、定期的に見に来てください。
Illustratorはこれぐらいにしておきます。切りがないので。フレックスレイアウトの続きをやらなきゃ。









