InDesign 16.2.1で「Column」の誤訳が修正されたよ

ここを読む前に、1年前のこちらの記事(InDesignのテキストフレームの「列」Columnを誤訳)に目を通してください。

そう、あれから1年、ついに修正されました。これで何とか意味の通る機能名になり、初心者を戸惑わせることもなくなるでしょう。Adobeさんありがとう。

残念なことに「InDesignで修正済みの問題」には記載されていません。「ローカライズの修正」だけでもいれてほしかったな。


前回私が指摘したところはすべて変更されています。

Text Frame Options / テキストフレーム設定

Balanced Columns / 列を揃える → 段を揃える

本当は「各段の行数ができるだけ均等になるようにする」とすればもっと分かりやすくなるんですが、それをすると他の言語で長くなりすぎるので、これで妥協します。


Rule above(below) paragraph / 段落前(後)境界線

Column /  → 


Paragraph Border / 段落の囲み罫

Column /  → 

Display Border If Paragraph Splits Across Frames/Columns / フレーム間/列間で段落が分割される場合は囲み罫を表示 → フレーム間/段間で段落が分割される場合は囲み罫を表示


Paragraph Shading / 段落の背景色

Column /  → 


Footnote Options / 脚注オプション

First Footnote In Column / 列内の最初の脚注 → 段内の最初の脚注


Anchored object Options / アンカー付きオブジェクトオプション

Column Edge / 列枠 → 段枠

これだけ、希望と異なる結果になりました。希望は「段の端」だったんですけどね。「段枠」っていう日本語はないと思うので、伝わらないよなあ。実際に設定を変えて挙動を見れば理解できるんですが、それをせずに直感的に分かると作業効率がよくなるんですよ。そういうところにもっと気を配ってもらえると助かります。


ということで、不便を感じながら我慢して使っている人も多いと思いますが、Adobeに意見が伝わればもっと楽になります。意見を伝える場所としては、InDesignフィードバック(indesign.uservoice.comInDesignプレリリースプログラムがありますので、是非参加して、もっと楽になりましょう。