Photoshop 23.0.1と22.5.3が出たよ、さらに以前のバージョンがインストールできる
Photoshop 23.0.1と22.5.3が公開されました。
修正内容はこちら。日本語版はまだ修正されていません。
https://helpx.adobe.com/photoshop/kb/fixed-issues.html
23.0.1での修正と書いてありますが、22.5.3でも同様の修正がされていると考えてよいと思います。この中で一番大きいのはTIFFファイルを開けない問題の修正でしょう。その他にも修正がありますが、23.0.0で発生している問題自体をよく把握していないので、コメントできません。
また、CCデスクトップアプリケーションからPhotoshop 22.0.0~22.5.1をインストールできるようになっています。
これで、最新版に問題があっても以前のバージョンに戻すことができるようになりました。これにより以前の記事(【緊急】Windows版Photoshop 23.0および22.5.2に上げるのはちょっと待って!)での心配事は解消されました。記録として記事は残しておきますが、その内容は無効です。
また、Photoshop 23における不具合について、Adobeからの公式文書が出ました。
【11/8更新】Photoshop 23.x(2021年10月リリース)で確認されている問題について
この文書は随時更新されていくので、タイトル(日付)は変わる可能性があります。これで全く使えなかったPhotoshop 2022ですが、少し使えるようになってきたかなという感じです。ですからこの件で記事を書くのはもうお終いにします。新たな問題があれば別ですが。
さて、直前の記事で書いたメモですが、いくつか補足が出てきましたので書いておきます。
メモ2 グラデーション機能
23.0.1でグラデーションオーバーレイを作成したところ、表示がバージョン22と同じ結果になりました。よくよく調べてみると
グラデーションの補間方法が指定できるようになっています。実はこの項目は23.0でも存在していたのですが気付きませんでした。デフォルトでは「知覚的」のようですが、今回、23.0.1で作成したものは「クラシック」になっていました。原因はわかりません。なお、「知覚的」「リニア」「クラシック」の違いについては公式マニュアルに記載があります。
また、23.0.0ではグラデーションレイヤーを作成する際に補間方法を選べなかったらしいのですが、23.0.1では選べるようになりました。
ものすごく後付け感がありますけど。
ただこれで、23.0以降で作成したデータを22以前のバージョンのPhotoshopで開くと問題が発生するということが、より説明しやすくなりました。つまりバージョン23で、グラデーション補間を「知覚的」「リニア」に設定していると、バージョン22以前のPhotoshopで開いた場合に「クラシック」に変更されてしまうので表示が異なる、ということですね。十分に気を付けたいところです。
メモ3 統合テキストエンジン
これについて非常に興味深い文書が出ました。
タイトルがよろしくないので、このままでは何を言っているのか分からないと思います。投稿先はPremiere Pro (Beta)フォーラムです。概要をかいつまんで書くと、
Photoshop 2022に採用されている日本語入力機能を、Premiere Pro(ベータ版)にも採用しました。近くAfterEffectsにも採用します
ということです。つまりPhotoshopと動画系は同じテキストエンジンを使用するということですね。Photoshopで日本語入力がおかしかったらPremiere Proでも同じ問題が発生するかどうか確認できるということで、製品間の部品の共通化は悪くないですね。ただ、そっち方向かあと思うことはありますが。
メモ4 Windowsでの日本語入力の問題
このスレッドに情報が集まってきて、どうやら日本語入力中に全く文字が表示されない問題は、ハードウェアスペックが要求を満たしていないからという方向になりつつあるようです。
私はこの現象は発生していなくて、もたもたする感じがあるんですが、これは23.0.1でも変わっていません。これもハードウェアかしら。Windows 11に上げられないPCなので、古いには違いないのですが。