Affinityとフォントのショートカットインストールは相性が悪い(Windows)
Affinityを触ってる間にかなり悩まされたことがありまして、これはその顛末です。
いつの頃からか(多分12~1月)、Affinityで一部のフォントの認識がうまく行かなくなりました。たとえば「Noto Sans CJK JP Medium」を使用していて、それを翌日開くと「@Noto Sans CJK JP Medium」フォントに変わってしまうという現象です。つまりWindowsの仕組みとして持っている縦組み用フォントとして認識されるんです。
そのため文字が横倒し(反時計回りに90度)になってしまいます。また、文字パネルのフォントリストのサンプル文字も横倒しになります。(残念ながら実際の画面をキャプチャするのを忘れてしまったので文字だけの説明になります。)
この現象はAffinityのすべてのアプリケーション(V1、V2とも)で発生し、(これはあとから気づくのですが)毎回特定の複数のフォントに起こります。しかも起動のたびに発生するのではなく、Windowsのフォントキャッシュファイル(FNTCACHE.DAT)を削除すると正常に戻り、そのまましばらく操作していても問題が発生することはありません。ところが翌日(または翌々日)にはまた発生しているという状況です。
Windowsのフォントキャッシュファイルを削除すると正常に戻るので、最初は私のPCに何か問題が発生していると思いました。そのため、現象が発生するたび(ほぼ1日に1回)フォントキャッシュファイルを削除して再起動していました。
ところがたまたまLETSの契約更新があったため、LETSのフォント管理ソフトを更新し、久しぶりに画面を開いたところ、いくつかのフォントが管理外にあることに気づきました。そのフォントというのは実はAffinityで縦組み用フォントとして認識されてしまうフォントでした。
ということでフォントフォルダをよく見てみると、おかしくなるフォントの共通点がありました。それは「ショートカットとしてインストールされたフォント」です。そういえばそんなことしたっけ。
手順はこうです。
こんな具合にフォントのショートカットをフォントフォルダに入れるんですが、これをするとLETSのフォント管理ソフト(LETS FontACE)からは認識できなくなるしAffinityでは誤認識してしまうということです。昔はよくやっていたんですけど、今の環境ではだめだよという話でした。
ショートカットを削除して、フォントファイルのインストールをしたら正常に戻りました。現在は何の問題もありません。
同じような状況に陥っている人がいたら(絶対にいないと思うけど)と思ってメモしておきます。まあこれは本当に自分だけのメモですね。