Affinityでパターンを作る(1)
この記事は、『Affinity制作入門』用に書いたものですが、ページ数の都合によりボツにしたものです。
このブログは作成手順を記した内容ですが、元々が本の一部として書いたものですから、「基本的な用語やアイコン(ボタン)はその前のページで説明している」という前提の内容になっています。そのため、これだけ読んでもわからないという方もいらっしゃると思いますが、ここで改めて説明するつもりはありません。詳しく知りたい方は書籍の販売をお待ちください。
本編の前に
ページ数の都合でボツにしたものの中に作例がひとつあります。作例はアトリエwebの森のこくえゆかさんにお願いしました。こくえゆかさんはYouTubeでAffinityの動画を多く出されています。最近は生成AIの動画も公開されており非常に参考になります。
せっかく作っていただいたのにボツにして申し訳ないということで、ここで紹介します。作例はYouTubeのサムネイルです。
この作例を使って説明したかったのは次のものです。
- パターンレイヤー
- パターン塗りつぶし
- 複数画像の配置
- 文字のエフェクトによる多重縁取り
- 図形のアピアランスによる多重縁取りとマイターリミットの説明
ボツにしたことにより下の3つは他の事例に移しました。マイターリミットについては別のところで説明することにしました(しかしこれもボツになってしまい、ブログに書きました)。
パターンレイヤーとパターン塗りつぶしが、残念ながら本に掲載できなかった内容です。ここではその作成手順を紹介します。
パターンレイヤーの作成
FHDサイズ(1920×1080px)のドキュメントを作成します。マージンは60pxに設定しています。
この手順では、ドキュメントの外周にある緑と黄色の部分を作ります。
手順①
ドキュメント上を長方形ツールでドラッグします。ドラッグしている最中に右矢印キーを1回、下矢印キーを1回押します。そして[Shift]キーを押しながらドラッグを続け、おおむね120px程度でドラッグを終了します。
手順②
左上と右下の長方形に着色します。
- 塗り:R=173, G=216, B=161
- 境界線:なし
左下と右上の長方形に着色します。
- 塗り:R=255, G=230, B=130
- 境界線:なし
手順③
4つの長方形をグループ化し、ラスタライズします。ラスタライズするのは次の手順の[選択範囲からの新しいパターンレイヤー]の「選択範囲」がピクセルでなければならないためです。
手順④
[ピクセル]→[選択範囲からの新しいパターンレイヤー]をクリックします。パターンレイヤーが作成されたらピクセルレイヤーは不要です(削除可)。
手順⑤
あとからパターンをゆがませます。そのとき市松模様の四角形の端がドキュメントの境界と一致していると、ドキュメント外の四角形が入り込んできてしまいます。そのため、模様を少し拡大してドキュメントの境界に四角形の中央が来るよう調整します。実際には手順⑤~⑦を繰り返して試行します。
手順⑥
パターンレイヤーが選択されている状態で、レイヤーパネル下のフィルターアイコンをクリックし、[波紋]をクリックします。
手順⑦
「ライブ波紋」ウィンドウが表示されますので強度を15にしてウィンドウを閉じます。
これで周囲の模様ができました。この前面に角丸長方形を置いてあるので周囲の部分しか見えていないですが、実際は全面で作っています。







