Affinity Publisher 2で日本語処理(0)禁則処理が改善

このブログAffinity Publisherの日本語処理について書いたのが2019年7でした。そのときはバージョ1.7でしたが、3年半後の今はバージョン2.0.4となり当時不都合だったことが修正されています。そのため、あらためて日本語処理について検証していこうと思います。

まずは1.7のときの画像を再掲します(文面については後日修正を入れていますので、内容に間違いがあります。文字組だけを見てください)。

禁則処理がされていないので丸で囲った部分に問題がありました。そこで3つの置換を行って次のように改善しました。

じゃあ、2.0.4になってどうなのか。ということで初期状態で文字を入れたものがこちらです。

なんと、1.7で置換を行っていた箇所がすべて、未設定状態で反映されており、前回の完成形とほぼ同じになっていました。禁則処理についてはおおむね解消されているといっていいでしょう。(緑線で囲んだ部分が異なりますが、前回の設定を記録していないために行長・フォントが異なる可能性があります。そのため検証ができません)


このように3年半前とは全然状況が異なっていますので、改めて検証し、読みやすい日本語組版へと変更していきます。

ひとまず前回の次の内容について検証します(順番が入れ替わりますのでご注意ください)。また、ルビは割愛し、縦組は別の機会に行いたいと思います。

Affinity Publisherで日本語処理(1)禁則処理

Affinity Publisherで日本語処理(2)約物のアキ量

Affinity Publisherで日本語処理(3)行頭括弧類の文字幅

Affinity Publisherで日本語処理(4)和欧文字間

Affinity Publisherで日本語処理(5)テキスト関連パネル

Affinity Publisherで日本語処理(6)デフォルト設定は使ってはいけない

Affinity Publisherで日本語処理(7)テキストスタイル